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2019年、中国のPCT出願件数は世界一に

作者:丁 萌 | 更新しました:2020-02-28 | ビュー:

世界知的所有権機関(WIPO)が4月7日に発表した最新レポートによると、2019年、中国がWIPOの「特許協力条約(PCT)」ルートによって出願した特許件数は5.899万件で、米国(5.784万件)を超えて世界第1位となった。 


このレポートによると、PCT出願件数の上位5カ国は、中国(5.899万件)、米国(5.784万件)、日本(5.266万件)、ドイツ(1.9353万件)と韓国(1.9085万件)であった。


そのうち、企業別のPCT出願件数ランキングとして、中国の通信機器メーカーである華為(ファーウェイ)が4411件で、連続3年でトップになった。。その以降は、日本の三菱電機株式会社(2661件)、韓国のサムソン電子(2334件)、米国のクアルコム通信株式会社(2127件)と中国の広東OPPOモバイル株式会社(1927件)であった。また、トップ10の企業出願人の中、4社が中国の会社であり、それぞれ華為(4411件、第1位)、OPPO(1927件、第5位)、BOE(1864件、第6位)、平安科技(1691件、第8位)であった。


技術分野からみて、すべての出願の中、コンピュータ技術は、出願全体の8.7%を占め、最も比率が高く、続いて、ディジタル通信(7.7%)、電気機械(7%)、医療技術(6.9%)と計測(4.7%)となった。また、出願件数の増加率からみて、半導体(+12%)とコンピュータ技術(+11.9%)が最も注目された。

 

参考サイト:http://www.cnipa.gov.cn/zscqgz/1147244.htm

                  http://news.sciencenet.cn/htmlnews/2020/4/438045.shtm