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国家知識産権局『専利審査指南改正草案(意見募集稿)』を公布

作者:侯 佳奕 | 更新しました:2021-08-26 | ビュー:

第4回目改正専利法が2021年6月1日より正式に施行され、専利法実施細則も改正中である。国家知識産権局は、審査実務における専利法とその実施細則の実施のため、『専利審査指南』の改正を開始した。2021年8月3日に『専利審査指南改正草案(意見募集稿)』を公布し、社会のあらゆる方面から意見を募集する。

改正草案の主な内容は次の通りである。

(1)部分意匠及びグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)を含む製品の意匠出願書類要件と審査基準、意匠の明らかな違いの審査、意匠の国内優先権、国際意匠出願の提出および審査手続きなどが含まれる、意匠制度改善に関連する規定。

(2)引用による追加、優先権の回復、追加、訂正などが含まれる、PCT条約に関連する手続き規定。

(3)権利付与に関連する特許権存続期間の補償および医薬品専利権の存続期間の補償が含まれる、専利権存続期間の補償に関する規定。

(4)開放的許諾声明の提出と取り下げ、開放的許諾の登録と公告、開放的許諾実施契約の発効と届出、費用減免手続きの処理などが含まれる、専利開放的許諾に関連する規定。

(5)医薬品専利紛争の早期解決に関する申請書および証明書類の提出、審査の手順、審査基礎、審査状態、および事件終了通知などが含まれる、医薬品専利紛争の早期解決メカニズムにおける無効案件の審査に関する規定。

(6)新規性を喪失しない猶予期間、職権による期限延長が含まれる、エピデミックなどの緊急事態に対応するための関連規定。

(7)実用新案の明らかな進歩性の審査、コンピュータプログラム関連特許出願の審査、復審及び無効段階における職権による審査、権利帰属紛争の当事者が無効手続きに参加する規定、遅延審査制度のさらなる改善、信義誠実原則に違反する判断および事例などが含まれる、審査の質と審査効率を改善するための関連規定。

(8)専利権評価報告書に関する事項、カラー図面の提出可能、選択図の提出方法の簡素化、分割出願の手続きの簡素化、配列表の提出要件の簡素化などが含まれる、手続きの簡素化及びサービスの最適化のための関連規定。

2021年9月22日までに、関係者やあらゆる方面の方々が、意見募集稿の修正と改善について具体的な意見を述べることができる。


参照サイト:

https://www.cnipa.gov.cn/art/2021/8/3/art_75_166474.html