このたび当事務所が代理を務めたドイツ WAGO 社と、ドイツ BJB グループ中国現地法人である東莞百電宝公司との発明特許侵害紛争において、最高人民法院の調停により、二審段階で双方が和解合意に達しました。これにより、両ドイツ企業間の中国国内特許紛争が円満に解決しています。
当事務所は WAGO 社を代理し、複数の核心特許を基盤として中国国内の権利保護・侵害是正対応を推進し、依頼者の正当な知的財産権を強固に守りました。
本件対応において、当事務所弁護士チームは WAGO 社法務部門と密接に連携し、緊密かつスムーズな協力体制を構築しました。無効審判手続きを経て有効性が確定した発明特許を権利基盤として選定し、複数の侵害製品について公証購入による証拠確保を実施。製造・輸入・販売申出・販売といった一連の侵害行為に関する証拠を固定し、製品の実験室測定データを活用して侵害事実を的確に立証しました。
公判手続きでは、特許明細書の記載内容・審査経緯、さらに発明の技術的思想及び創出目的に基づき、特許請求項の核心的技術特徴に対し合理的かつ適正な解釈を展開しました。相手方による不当な限定的解釈を多角的に論破し、審判官団も当事務所の主張・解釈を採用し、本件特許の技術内容と保護範囲を明確に確定しました。最終的に最高人民法院が民事調停書を発行して事件が終結し、WAGO 社の訴訟目的が完全に達成されています。
本件の大きな特長として、損害賠償額の立証における精密な対応が挙げられます。当事務所チームは WAGO 社法務チームと綿密に協議し、綿密な対応方針を策定。侵害態様・侵害規模に関する各種証拠を徹底的に収集・固定したほか、WAGO 社の過去の類似勝訴判決を参考事例として裁判所に提出し、本件特許の高い技術的価値と革新性を全面的に立証しました。これにより、調停手続きにおいて侵害成立及び賠償請求の正当性を強力に裏付け、依頼者に有利な和解成立を導きました。
本件は、WAGO 社の適切かつ節度のある権利行使姿勢、公正な市場競争秩序を守る経営姿勢を示すと同時に、当事務所がクライアントと連携し、最適な法的戦略をもって権益保護に尽力する専門的なサービス姿勢を改めて証明する事例となります。
当事務所は今後も、より高品質で専門性の高い知的財産法務サービスを追求し、国内外の依頼者の合法的権益保護に貢献してまいります。
本事案担当弁護士チーム:葛青、王小京、劉芳