このたび当事務所は、国内医療機器メーカーを代理し、一連の特許権侵害訴訟において全面勝訴を収めました。
本件は新規医療機器をめぐる紛争です。依頼者は国内で初めて当該新規医療機器を製品化し、多施設臨床試験を実施した企業であり、臨床試験の実施段階で特許侵害の提訴を受けました。自身の正当な権益を守るため、同社は当事務所に応訴対応を委任しました。
受任後、当事務所は専門知識豊富な弁護士チームを速やかに編成しました。本件は機器構造、電気信号制御、患者の疾患治療といった複数の専門領域が絡む技術的に複雑な事案であるため、多面的な対応戦略を策定しました。 係争特許を対象とした無効審判手続きを速やかに開始し、特許の技術的な分解、先行技術文献の精査、無効事由の緻密な構成などの施策により、特許権者に対し請求項の限定的な解釈を迫りました。
並行して侵害訴訟の証拠を詳細に検証し、相手方証拠に内在する疑義や不備を掘り下げました。訴訟の背景、相手方が主張する被疑行為の性質・特徴を深く分析し、依頼者と緊密に連携のうえ、万全な非侵害抗弁の論理枠組みを構築しました。被疑製品が臨床試験段階にある事情を踏まえ、ボラー例外(試験研究例外)による抗弁も展開しました。
一審裁判所は当事務所の抗弁理由を採用し、相手方の請求をすべて棄却する判決を言い渡しました。続く二審段階では、国家知識産権局により係争特許が全件無効とされ、最高人民法院は相手方の訴えを棄却する裁定を下しました。これにより特許侵害訴訟と無効審判の両手続きにおいて完全な勝利を得るに至りました。
一連の事案を通じ、複雑な技術系特許訴訟に対応する高度な実務能力を示すと同時に、依頼者の利益を軸に柔軟な権利保護戦略を構築し、権益を守り抜く当事務所の姿勢が示されています。
本事案担当弁護士チーム:鄒宗亮、于小寧、胡琪、朱文婧、張姝貝、戚楽