2025年6月26日から27日にかけて、第3回知財フロンティア・パンエンターテインメントフォーラムが上海で成功裏に閉幕しました。
本フォーラムには行政機関、大手企業、法曹専門家、業務実務者が多数集結し、「知的財産が創り出すエンターテインメントの新たな産業生態」をメインテーマに、業界最前線の動向と裁判実務を軸に議論を展開。AIGC、ゲーム知的財産権、ショート動画・映画・ドラマの著作権保護、縦型ドラマ、文芸コンテンツ、ライブコマースといった総合エンタメ業界の注目トピックについて掘り下げて討論し、来場者に対し理論と実務両面からの多角的分析、経営戦略に役立つ知見を提供しました。
当事務所は本フォーラムより招待を受け、積極的に参加いたしました。6 月 26 日のメインセッションでは李文潔弁護士が「AIGC 作品の『独創性』認定基準と裁判実務」をテーマに講演を行いました。

李文潔弁護士は日米の裁判事例を複数紹介・分析し、AIGC 作品の独創性に関する裁判上の認定ルールを整理。並行して AIGC 成果物の権利帰属といった業界の重要な法的課題に対し、AI 事業を展開する企業向けのコンプライアンス対策を提言しました。講演では AIGC 作品の独創性に関する法令用語の解説からスタートし、国内の「春風事件」「伴心事件」、米国の「スペース・オペラ・シアター事件」を比較検証し、AIGC の独創性判断基準を検討したうえ、AI 時代のコンテンツ保護に関する自身の見解を述べました。加えて腾讯元宝、Deepseek、OpenAI といった国内外の AI プラットフォームの利用規約に定められた権利帰属条項とそれに伴う法的リスクを解説し、現場で活用しやすいコンプライアンス施策を提示しました。本基調講演は多くの参加者の関心を集め、高い評価を得ています。

国内知財法務業界をリードする事務所として、長年にわたり先端領域の調査・研究を継続しています。今回の李文潔弁護士による AIGC 関連講演は、テクノロジーと法令を融合した分野における当事務所の知見蓄積を示す機会となりました。顔嘉嘉、賈麗晨、王雯、曽雲鵬、王禹程の各スタッフもフォーラムに出席し、来場者と活発に意見交換を実施しました。今後も専門的な知見を活かし、各企業が AI 時代の知財防衛体制を整備できるよう支援してまいります。