双方すべての特許紛争は、この契約をもって解消された。
2016年12月30日、アメリカサンディエゴ及び中国珠海—— Qualcomm Incorporated (NASDAQ: QCOM)及び珠海市MEIZU(魅族)科技有限公司は、平等な交渉を経て、特許ライセンス契約に合意したことを発表した。
契約の条文により、Qualcommは、CDMA2000、WCDMA及び4G LTE(GSM、TD-SCDMA並びにLTE-TDDが含まれる)端末を世界中に開発、製造及び販売するライセンスをMEIZU与え、MEIZUはこれに対してロイヤリティを支払う。MEIZUが中国で支払うべきロイヤリティは、Qualcommが中国の国家発展改革委員会に提出した改善措置の条文と一致する。
この契約により、両社が中国・ドイツ・フランス・米国でのあらゆるの特許紛争が解消された。
両社は、特許権侵害訴訟及び関連する無効訴訟、その他の訴訟を適切な手段にて中止又は撤回すると、両社は合意した。
事件の経緯
2016年6月24日 Qualcommは、特許権侵害で北京知財裁判所と上海知財裁判所にMEIZUを提訴し、5.2億元の賠償金を請求した。
2016年6月27日 「MEIZUは最大な誠意を示してQualcommと何回も交渉をした。交渉はMEIZUではない原因により難航しているところ、Qualcommは直接MEIZUを提訴したことがとても遺憾だ」と、MEIZUより声明を出した。
2016年6月28日 MEIZUは記者会見で、「Qualcommとの交渉は平等ではなく、Qualcomm側は「裏工作」をしている」と指摘した。
2016年10月15日 Qualcommは、アメリカ国際貿易委員会、ミュンヘン地方裁判所に特許権侵害としてMEIZUを提訴した。また、フランスで侵害行為の差し止めを呼びかけ、MEIZUのフランスでの侵害行為に関する証拠を収集し、フランスでの提訴準備をした。
2016年12月30日 両社は和解声明を出した。