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当事務所は特許権者を代理し、専利復審委員会の重大案件公開審理に参加

作者: | 更新しました:2016-05-10 | ビュー:

2016年5月6日に、専利復審委員会は、「回路装置」という当事務所が代理した特許無効案件を重大案件として公開審理をした。本案は重大案件公開審理活動の第二番目の案件である。

「回路装置」特許無効案件には請求人が三者あり、専利復審委員会は本案を合併審理した。該当特許無効案件の特許権者は中国台湾省の自然人であり、当事務所は本案において特許権者を代理し、公開審理に参加した。

本案に関る特許は、美観性を向上させるために、靴もしくは他の服およびアクセサリーに発光装置を設けた回路装置である。本特許の陽極バネと陰極バネがスポット溶接により電池の陽陰極に接続され、電池が回路基板に固定されるので、接触不良が発生しないとともに、陽極バネと陰極バネの設計により、回路基板の湾曲を避けて、生産コストと作業時間を削減することができる。

三者の無効請求人は併せて引用文献を9件、公知常識証拠を4件提出し、本案特許の新規性と進歩性を否定した。口頭審理において、専利復審委員会は主に「電気溶接」、「係合構造」、「ボタン電池の表裏の向き」などについて調査を行い、各当事者を論じさせた。

当事務所の弁理士/弁護士である岳雪蘭、姚冠揚、陳蘊輝の3人は、特許権者を代理し、上記論争点について意見を詳しく述べたとともに、9件の引用文献と公知常識証拠の問題点、従来技術の示唆、及び実用新案の無効審査の特徴など、特許法の注目されている問題について意見を述べた。

専利復審委員会は無効審査の決定をその後に書面の形式で発行する。

 

画像は専利復審委員会のサイトより