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国家知識産権局により「2022年度報告」が発行

作者:侯 佳奕 | 更新しました:2023-09-25 | ビュー:

6月5日、国家知識産権局は「2022年度報告」を発行し、専利及び商標審査に関連する重要なデータを公開した。

報告によると、2022年に中国の発明専利出願量が161.9万件であり、そのうち、中国出願人による出願量が146.5万件であり、外国出願人による出願量が15.5万件である。2022年末までに、登録されて有効に維持されている発明専利保有量は421.2万件であり、そのうち、国内(香港、マカオ、台湾を含まない)出願人の発明専利保有量は328.0万件であり、外国出願人の発明専利保有量は86.1万件である。通年に非正常出願が95.5万件通報され、悪意のある商標登録出願を累計して37.21万件排除された。

さらに、報告において、2022年に審査効率と審査品質も大幅に向上し、発明専利出願の平均審査サイクルが16.5ヶ月まで減少し、高価値の発明専利出願の審査サイクルが13.0ヶ月まで減少し、商標登録出願の平均審査サイクルが4ヶ月まで減少し、一般的に商標登録サイクルが7ヶ月で安定して維持されている。専利復審請求の結審サイクルは平均で17.2ヶ月であり、専利無効審判請求の結審サイクルは平均で5.7ヶ月であることが示された。

発明専利に関連するデータ

出願量

総量

161.9万件

同期比

2.1%増加

中国出願人

146.5万件

総量90.4%

同期比

2.6%増加

外国出願人

15.5万件

総量9.6%

同期比

2.0%低下

登録

総量

79.8 万件

同期比14.7%増加

中国出願人

69.6万件

総量87.1%

外国出願人

10.2万件

有効発明専利

保有量

総量

421.2 万件

同期比17.1%増加

中国出願人

328.0万件

総量77.9%

同期比

21.3%増加

外国出願人

86.1万件

総量20.4%

同期比

4.5%増加

復審

受理

10.5万件

同期比

38.1%増加

結審

6.3万件

同期比

16.1%増加

拒絶査定

の取り消し

48.8%

拒絶査定の維持及びその他

51.2%

無効審判

受理

7095

同期比

7.0%低下

結審

7879

同期比

11.5%増加

全部無効

27.9%

一部無効

15.4%

専利権

の維持

56.7%

2022年の中国出願人による専利登録量ランキングから見ると、Huawei、テンセント、OPPOは、トップ3にランクされた。2022年に外国出願人による専利登録量のTOP10の企業は以下の図に示すように、Samsungは1785件で第1順位を付け、TOYOTAは1729件で第2順位を付け、QUALCOMMは1231件で第3順位を付けた。

参照サイト:

https://www.cnipa.gov.cn/art/2023/6/5/art_3249_185538.html